地中海最南端の海を知っている私が、それでも宮古島を10回選んだ理由
2016年、ハネムーンでイタリア最南端の島・ランペドゥーザ島に行きました。
**「船が空中に浮かぶ」**と言われる、世界屈指の透明度を持つ海。 私はその海を見て、人生で初めて「世界最高の海」を見たと確信しました。
それから数年後、息子ハルが生まれ、コロナ禍で海外に行けなくなった時。 私たちは、日本の島・宮古島に初めて足を踏み入れました。
宮古島の海を見た瞬間、言葉を失いました。
「これは、ランペドゥーザと同じだ。いや、ある意味それ以上かもしれない。」
地中海6島を巡り、ハワイ、アジアのビーチリゾートを経験してきた私たち夫婦が、宮古島に10回通う理由がそこにありました。
この記事では、地中海の海を知っている目で、宮古島とランペドゥーザ島を本気で比較します。
そして最後に、子連れ旅行に最高の海がどちらかを、正直に答えます。

比較する前に|私たちの「資格」について
フェアな比較のために、最初に私たちのバックグラウンドを説明します。
harupapa夫婦の旅歴
| 経験 | 内容 |
|---|---|
| 地中海の島 | イビサ・マヨルカ・メノルカ・カプリ・マルタ・ランペドゥーザ |
| 日本の離島 | 宮古島(10回)・石垣島・波照間島・竹富島・壱岐島 他 |
| その他 | ハワイ・アジアビーチリゾート・アマルフィ海岸・ベネチア、スペイン、台湾、香港、ベトナム等 |
| 家族旅行 | 子連れ59回 |
「世界の海と日本の海を、両方語れる旅人」 これが、この比較記事を書く私たちの立場です。
【基本情報】まず、2つの島を理解する
🇮🇹 ランペドゥーザ島
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | イタリア最南端・地中海 |
| 日本からのアクセス | 飛行機で24〜30時間+乗継2回 |
| 費用 | 日本〜現地で約12万円〜 |
| 海の色 | 地中海ブルー |
| 知名度 | 日本ではほぼ無名 |
| 子連れ適性 | △(後述) |

🇯🇵 宮古島
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 沖縄県・東シナ海 |
| 日本からのアクセス | 羽田から直行便3時間半 |
| 費用 | 東京〜現地で3〜8万円 |
| 海の色 | 宮古ブルー |
| 知名度 | 国内最高峰の離島リゾート |
| 子連れ適性 | ◎(後述) |

【ラウンド1】海の透明度
ランペドゥーザ島の海
「フライングボート現象」
透明度が高すぎて、船が空中に浮いているように見える。 この現象が起きる海が、地球上にいくつあるか。ランペドゥーザ島は、その数少ない場所の1つです。
初めて見た時、私は本当に言葉を失いました。 **「こんな色の海が、本当に存在するのか」**と。
水の色は、ターコイズブルーと深いネイビーが混在する「地中海ブルー」。 光の当たり方によって、海が刻一刻と色を変える。
宮古島の海
「宮古ブルー」
宮古島の海を初めて見た時も、言葉を失いました。
ランペドゥーザと、同じ感覚で。
与那覇前浜ビーチの遠浅の海が作るグラデーション。 新城海岸のシュノーケルで見る、海中の鮮やかな珊瑚礁。 砂山ビーチの干潮時、浅瀬がキラキラと輝く瞬間。
これは、地中海と同じ「世界最高峰の透明度」です。

🏆 ラウンド1の判定
引き分け。両方とも世界最高峰。
ランペドゥーザのフライングボートは唯一無二。 でも、宮古島の宮古ブルーも、世界トップクラスの透明度を誇る。
【ラウンド2】砂浜の美しさ
ランペドゥーザ島
ラビット・ビーチ(Spiaggia dei Conigli)
世界で最も美しいビーチランキングに何度も選ばれた、白砂の絶景。 石灰質の白い砂は、踏むとキュッと音がして、素足に優しい。
ただし、砂浜に向かう道が急な坂道で、小さな子供を連れての移動は大変。
宮古島
与那覇前浜ビーチ(7km の白砂)
宮古島の与那覇前浜は、東洋一美しいビーチとも呼ばれる白砂の浜が7kmも続く。
パウダーサンドと呼ばれる細かい砂は、ランペドゥーザの石灰質の砂と甲乙つけがたい美しさ。
しかも、駐車場からビーチまで平坦で、子連れでも楽にアクセスできる。
🏆 ラウンド2の判定
子連れなら宮古島の勝ち。
砂の美しさは互角。でも、アクセスの容易さで宮古島が一歩リード。
【ラウンド3】ビーチの多様性
ランペドゥーザ島
10箇所以上のビーチが点在し、それぞれに異なる表情がある。
- ラビット・ビーチ:白砂の絶景
- カーラ・プルチーノ:フライングボートが見える秘境
- グイッジャ・ビーチ:中心街から徒歩圏のメインビーチ
ただし、島内の移動は**原付バイク(要国際免許)**が基本。 子供を乗せての移動は、難しい場面もあります。

宮古島
10回通って確立した、宮古島ビーチの世界。
- 与那覇前浜:東洋一の白砂浜(どの潮でもOK)
- 砂山ビーチ:干潮時の浅瀬がキラキラ
- 新城海岸:ウミガメと10回連続で会えた場所
- イムギャーマリンガーデン:満潮時のシュノーケルが最高
- 伊良部島・戸口の浜:伊良部大橋を渡った先の秘境
しかも、全て無料。駐車場完備。タイムズカーシェアで自由に回れる。
🏆 ラウンド3の判定
子連れなら宮古島の圧勝。
ビーチの数と質は互角。 でも、子供を連れた移動のしやすさで宮古島が大差をつける。
【ラウンド4】アクセス・コスパ
ランペドゥーザ島
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本からの飛行時間 | 24〜30時間 |
| 乗り継ぎ | 2回 |
| 日本〜現地の費用 | 約12万円〜(1人) |
| 現地の言語 | イタリア語 |
| 治安 | 良好 |
3人家族で行くと、飛行機代だけで36万円以上。
宮古島
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本からの飛行時間 | 3時間半(直行便) |
| 乗り継ぎ | なし |
| 東京〜現地の費用 | 3〜8万円(1人) |
| 現地の言語 | 日本語 |
| 治安 | 最高(国内) |
3人家族でも、飛行機代は9〜24万円程度。 マイルを使えば、さらに削減可能。
🏆 ラウンド4の判定
宮古島の圧勝。
コスパ・アクセスのしやすさ・言語の安心感。 子連れ旅行に必要な全ての要素で、宮古島が優位です。
【ラウンド5】グルメ
ランペドゥーザ島
- スーパーで買うプロシュート・チーズ・ワイン
- 夕暮れ時の路上テラスでの食事
- ジェラート(毎日食べていた)
ランペドゥーザのグルメは、素材の良さが命。 地中海の食文化を、島のゆっくりした時間の中で楽しむ。
ただし、子供向けメニューは少なめ。 偏食の子供には、難しい場面も。
宮古島
- あったかやの冷やしごまそば・刺身・泡盛
- 丸吉食堂のソーキそば
- 島豆腐・マンゴー・オリオンビール
- サンエーの惣菜で作る「宮古島居酒屋」
- ポー玉おにぎり
子供でも食べられるメニューが豊富。 ハルは6歳にして、宮古そばが大好物。
🏆 ラウンド5の判定
子連れなら宮古島の勝ち。
ランペドゥーザのグルメは大人向けの洗練さ。 宮古島は大人も子供も楽しめる多様性がある。
【ラウンド6】子連れ適性
ランペドゥーザ島
| 項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 医療体制 | △ | 島の医療は限定的 |
| 言語 | △ | イタリア語のみ |
| 移動手段 | △ | 原付バイク(国際免許必要) |
| 食事の選択肢 | △ | 子供向けが少ない |
| 緊急時対応 | △ | 本土まで遠い |
| ビーチアクセス | △ | 坂道あり |
宮古島
| 項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 医療体制 | ○ | 日本の医療水準 |
| 言語 | ◎ | 日本語 |
| 移動手段 | ◎ | カーシェア・レンタカー |
| 食事の選択肢 | ◎ | 子供向けも豊富 |
| 緊急時対応 | ◎ | 日本のサポート体制 |
| ビーチアクセス | ◎ | 平坦・駐車場完備 |
🏆 ラウンド6の判定
宮古島の圧勝。
これが、子連れ旅行の核心です。 世界最高レベルの海を、日本語・日本の安心感・日本の医療体制の中で楽しめるのが宮古島の最大の強みです。
【ラウンド7】島の人情・文化
ランペドゥーザ島
- レンタルバイク屋のおじいちゃんが「一緒に写真を撮ってくれ」と言ってきた
- 英語はほぼ通じないが、笑顔は通じる
- 南の島特有の、アットホームな人情
南の島の人は、どこでも優しい。 これは、世界共通の法則だと思います。
宮古島
- 民宿まるよし(伊良部島)の店員さんが話しかけてくれる
- サンエーの子供が乗れる大きいカート
- 10回通っているうちに、顔なじみの店員さんができた
宮古島も、同じ「南の島の人情」がある。
🏆 ラウンド7の判定
引き分け。どちらも南の島の温かさがある。
ランペドゥーザは「言葉を超えた笑顔」。 宮古島は「日本語で繋がる温かさ」。
どちらも、旅の思い出を豊かにする人情があります。
【総合判定】地中海6島を旅した夫婦が出した、正直な答え
総合スコア
| ラウンド | ランペドゥーザ | 宮古島 |
|---|---|---|
| 海の透明度 | ◎ | ◎ |
| 砂浜の美しさ | ◎ | ◎ |
| ビーチの多様性 | ◎ | ◎ |
| アクセス・コスパ | △ | ◎ |
| グルメ | ◎(大人向け) | ◎(全世代) |
| 子連れ適性 | △ | ◎ |
| 人情・文化 | ◎ | ◎ |
| 総合(子連れ視点) | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
正直な答え
海の美しさは、互角。どちらも世界最高峰。
でも、子連れ旅行なら、宮古島が圧倒的に最高の選択です。
理由はシンプル。
「世界最高レベルの海を、最も安心して楽しめる場所が宮古島だから」
なぜ私たちは宮古島に10回通うのか
ランペドゥーザ島は、人生で一度は行くべき場所です。 あの海の美しさは、本物でした。
でも、子供が生まれた今、私たちは宮古島を選びます。
理由1:世界最高の海が、3時間半で行ける
東京から3時間半。 日本語が通じる。 日本の医療体制がある。
「もし子供が熱を出しても、安心」
この安心感は、子連れ旅行において何物にも替えがたい。
理由2:毎年行けるコスパ
ランペドゥーザは、3人家族で50〜100万円かかる旅。 宮古島なら、3人家族で10〜30万円。
コスパの差が、「一生に一度」vs「毎年行ける」を生む。
10回通えることで、宮古島の海の真の姿が見えてきた。潮汐でビーチが変わること、ウミガメが出る時間帯、あったかやの冷やしごまそばの美味しさ。
何度も行けるから、深く愛せる。
理由3:ハルの成長を、世界最高の海で見られる
ハルは、宮古島の海で成長してきました。
- 1歳:砂浜でヨチヨチ歩き
- 3歳:パトカーの浮き輪でウミガメに初めて出会う
- 5歳:シュノーケルで自分でウミガメを見つける
世界最高の海が、ハルの成長の舞台。
これは、近場の観光地では作れない体験です。
ランペドゥーザ島をおすすめするのは、こんな人
「じゃあ、ランペドゥーザ島には行かなくていいの?」
絶対に行く価値があります。ただし、こんな人に。
✅ 夫婦2人の旅行、または子供なしの旅 ✅ イタリアを周遊するついでに寄れる人 ✅ 「フライングボート」を自分の目で見てみたい人 ✅ 日本語情報がほぼない場所を開拓したいアドベンチャー派 ✅ 地中海の文化・グルメを楽しみたい人
私たちも、子供が生まれる前に行ったから、あの感動があった。 **ランペドゥーザは、人生の一時期に訪れる「特別な島」**です。
まとめ|世界の海を見てきた私たちが、それでも宮古島を選ぶ
地中海6島を旅した私たちが、正直に言います。
宮古島の海は、世界最高峰。ランペドゥーザと並ぶ、世界最高の透明度を持つ島です。
そして、子連れ旅行において、宮古島は圧倒的なアドバンテージを持っています。
- 3時間半でアクセスできる
- 日本語が通じる
- 日本の医療体制がある
- 年10万円以内で行ける
- 何度も通えるから、深く愛せる
「一度は行きたい絶景」がランペドゥーザ。 「何度でも行ける世界最高の海」が宮古島。
私たち家族が10回通う理由は、ここにあります。
次の旅先を迷っているなら、まず宮古島へ。 世界の海を見てきた私が、自信を持っておすすめします。
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― harupapa

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